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スマホ認知症

[2025.06.25]

スマートフォンは日々の生活に不可欠なものとなりましたが、その便利さゆえにスマートフォンに頼りすぎることでさまざまな問題を引き起こしています。

そのため、スマートフォンによって引き起こされるスマホ症候群が注目されております。

ストレートネック(スマホ首)はその典型的な症状の一つです。

最近ではいわゆる「スマホ認知症」が問題となっており、スマートフォンを手放せない若い世代を中心に認知症に似た症状を訴える人が増えています。

 

スマホ認知症とは

「スマホ認知症」とは、スマートフォンを過度に使用することで、記憶力や集中力の低下、注意散漫、言語障害など、認知症に似た症状が現れる状態を指す言葉です。

医学的な病名ではありませんが、スマートフォンの普及に伴い、近年注目されています。

原因としてはスマートフォンを長時間使用することにより

・脳の処理能力以上の情報が持続的に供給されて脳が疲労する

・生活スタイルの変化による実際の対人関係の希薄化

・ソーシャルメディアに対する依存性

・睡眠不足

などが挙げられます。

 

スマホ認知症の症状は

・記憶力の低下

物忘れが激しくなる、話していた内容をすぐ忘れる、約束を忘れるなど。

 

・集中力の低下

仕事や勉強に集中できなくなる、注意散漫になるなど。

 

・言語能力の低下

伝えたいことをうまく言葉にできない、言葉が出にくいなど。

 

・注意力散漫

些細なことでイライラする、集中力が続かないなど。

 

・感情の不安定

イライラしやすくなったり、涙もろくなったりするなど。

 

・社会的な関与の減少

スマートフォンへの依存が高まるため、他の人との対話や交流の機会が減少することがあります。

 

これにより、社会的な関与や人間関係が制限される可能性があり、満足な対人関係が困難になる可能性があります。

これらの症状は、一時的なもので回復することもありますが、放置すると、うつ病や認知症のリスクを高める可能性もあるため、注意が必要です。

スマホ認知症は10代から20代といった若年層への影響が強く問題視されています。

スマートフォンを使い始める時期が早くなってきていること、長期間の使用による集中力の低下が考えらえるためです。

特に脳の神経回路の成長段階にある若年者に対してのスマートフォンの長時間の使用に関する影響はいまだ明らかになっておらず、スマホ認知症を起こす可能性は完全には否定できません。

また夜間のスマートフォンの使用により不眠を引き起こす可能性も高く、不眠により認知機能を低下させる可能性があります。

 

スマホ認知症の予防と治療

スマホ認知症の予防と治療は未だ明らかにはなっていませんが、長期間のスマートフォンの使用が悪影響であると考えられているため、スマートフォンや電子機器の使用を控えることで予防は可能であるかもしれないとされています。

しかしながら現代のデジタル社会でスマートフォンなどの電子機器から完全に離れることは不可能でしょう。

そのため以下のことに注意してスマートフォンの使用を徐々に控えて行くことが予防と治療になります。

 

・スマホの使用時間を減らす

1日の使用時間を決める、タイマーを設定するなどの工夫をする。

 

・スマートフォンの通知を減らす・切る

スマートフォンの通知機能は便利ですが、通知が過剰になることでスマートフォンを見ないことが難しくなります。

通知により仕事や勉学に支障が出る可能性もあります。

 

・ぼんやり時間」を作る

何もしない時間を作ることで、脳を休ませる。

 

・適度な運動

軽い運動は脳の活性化に繋がります。

 

・十分な睡眠

質の高い睡眠をとることで、脳の疲労回復を促す。特に寝る前にスマホを使わないことが重要です。

 

・デジタルデトックス

定期的にスマホから離れる時間を作りましょう。

 
 

 

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