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訪問診療(強化型支援診・連携型)

[2022.06.15]

在宅医療とは?

医療は受ける場所によって

①外来医療:病院や診療所の外来に通って受ける

②入院医療:入院して受ける

③在宅医療:患者さんの自宅などで受ける

の3つに分かれます。

有床診療所である当院では①と②を今まで行っておりました。当院は開院以来40年近くが経過し、また昨今の日本の超高齢化を反映して、入院患者さんの退院後や今まで通っていただいた外来患者さんが当院に通院するのが困難になってきているのを医療の現場で目の当たりにしています。そこで当院では在宅医療を始めることにしました。

在宅医療のなかで医師が患者さんの自宅などに出向いて行う診療が往診や訪問診療です。在宅医療は、医療関係者が、患者さんやご家族と相談の上、計画にもとづいて定期的に訪問し、治療や経過観察をする医療行為で、24時間体制で対応しています。在宅医療には、医師が訪問して診察や経過観察を行う訪問診療、看護師が訪問してケアを行う訪問看護、理学療法士や作業療法士が行う訪問リハビリテーションなどが含まれます。

訪問診療と往診の違い

訪問診療とは、計画的な医療サービス(=診療)を行うことです。

疾病や傷病のため通院が困難な方に対し、医師が、あらかじめ診療の計画を立て、患者さんの同意を得て2週間に1回程度に定期的に患者さんの自宅などに赴いて診療します。

患者さんやご家族の方からご相談を受けた時点で、これまでの病歴、現在の病気、病状などを詳しく伺うとともに、関係医療機関などから情報収集を図ります。その上で、どのような治療を受けられたいか、ご家族の介護力や経済的な事情なども詳しく伺いながら、診療計画、訪問スケジュールをたてていきます。

尚、急変時には緊急訪問に伺ったり、入院の手配を行ったりするなど、臨機応変に対応することからも、「第一のかかりつけ医」として、多くの場合、24時間体制で在宅療養をサポートするのが、訪問診療の特色です。

 

これに対して、医師が、診療上必要があると判断したとき、予定外に患者さんの自宅などに赴いて行なう診療が往診です。

当院で行うのは訪問診療です。往診は行いません。

 

ベッドを持つ強み

訪問診療を行う医療機関はベッドを持っていないことが多いので、在宅の患者さんに何かトラブルが起きた際には自分の施設で対応できず、地域の連携している病院等に紹介して診療してもらうしかありません。ベッドの状況によっては迅速に対応できないこともあります。

当院は19床のベッドを持つ有床診療所でこれが訪問診療への強みです

ベッドを持つことで、必要であれば当院に入院して治療することで訪問診療を担当する在宅の患者さんには迅速に対応することができます。

訪問診療と入院治療を首尾一貫して行えるのが理想と考えます。

 

在宅療養支援診療所(強化型支援診・連携型)

当院では5つのクリニック(当院も含む)と在宅医療において連携しています。5つのクリニックが協力体制のもと、国の決めた厳しい基準をクリアしました。この基準をクリアできるのも当院が入院ベッドを持つ強みです。

国が認めた在宅医療診療所となっております。

厳しい基準とは以下の通りです。

・24時間往診可能な体制の確保

・お看取り等について十分な実績を有しています。

・診療所において、適切な※意思決定支援に関する指針を定めています。

在宅医療患者様におかれましては24時間365日、ご自宅で最期まで自分らしく過ごすお手伝いさせていただき、より地域医療における継続的な医療をご提供いたします。

※意思決定支援とは・・・ACP(アドバンス・ケア・プランニング)やエンディングノートの記載をする提案など、お看取りが近づいている患者様、ご家族様の意思を尊重し、今後どのように過ごしていくか決定支援を行うことです。かかりつけ医は今後の医療の方針(延命治療をするのか、しないのか。)を本人(家族)の意思を尊重し行います。

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