スポーツ整形外科・スポーツ外来

整形外科のスポーツ外来では、スポーツに伴って発生した外傷・炎症などの障害を幅広く診察・治療します。
競技やポジションによって起こりやすい怪我の仕方や、痛めやすい場所があります。

この点を考慮し、必要な検査・治療を行います。
スポーツ障害においては、障害部位の治療だけでなく根本的な治療をして、障害の再発を予防していくのが重要です。
体が硬いことや、フォームがおかしいことで身体のバランスが崩れ、痛みが発生することも多くあります。
当院では整形外科専門医が理学療法士と相談し、ウォーミングアップやクールダウンの方法、フォーム矯正についても指導しております。

 

当院のスポーツ外来診療・治療

当院ではそれぞれのスポーツやポジション、競技レベルについて考慮し、専門的な治療を行っています。
身体診察で障害の原因のあたりをつけ、レントゲン、エコー検査を即日行います。必要に応じて、CT・MRIの検査を追加します。
当院にはCT・MRIの設備も備えており、MRIは当院にて予約制で検査を行います。
診断をつけたら、リハビリに加え投薬や装具療法（サポーター）を行います。
前十字靭帯損傷や反復性肩関節脱臼、中足骨基部疲労骨折などは、手術療法が適応になることもありますので、その場合は連携施設にご紹介いたします。
一番重要なのは、障害の初期に診断をつけ、適切な治療を受けることです。

疾患によってはスポーツを休み、安静にしなければならないことがあるので、早期診断・治療が結果的にスポーツ復帰を早めることに繋がります。

 

リハビリによる治療・故障予防　

痛みや違和感がある部位をかばうことで他の部分に故障が広がったり、症状が再発する可能性があります。
そのため、全身のコンディションをチェックし、障害の原因となる筋肉や関節の固さなどの要因をリハビリで治療し、またフォームの指導や普段の筋力トレーニングの指導を行います。
患者さんに合わせた無理のない運動療法のプログラムを提案しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

主なスポーツ障害

上肢

肩

・肩関節脱臼/肩鎖関節脱臼　・肩関節不安定症/反復性肩関節脱臼　　
・SLAP損傷　・インピンジメント症候群　
・リトルリーガーズショルダー　・腱板断裂　・五十肩（肩関節周囲炎）　

肘

・上腕骨外側上顆炎（テニス肘）
・野球肘（離断性骨軟骨炎/内側側副靭帯損傷/関節内遊離体）
・肘部管症候群　・肘関節脱臼

手・指

・マレット指（手指伸筋腱断裂）/骨性マレット　・ボクサー骨折　
・舟状骨骨折　・有鉤骨骨折　・TFCC損傷　
・キーパーズサム　・ばね指

腰部・股関節

腰部

股関節

・関節唇損傷　・グロインペイン　・関節内遊離体　
・下前腸骨棘裂離骨折　

下肢

膝

・半月板断裂　・前十字靱帯断裂　・後十字靱帯断裂　
・内/外側側副靱帯損傷　・タナ障害　・離断性骨軟骨炎
・反復性膝蓋骨脱臼　・ジャンパー膝(膝蓋腱炎)/ランナー膝(腸脛靭帯炎)　
・鵞足部炎　・オスグッド病/SLJ病

下腿

・肉離れ　・疲労骨折　・シンスプリント

足・足関節

・足関節捻挫　・アキレス腱断裂　・足根管症候群　・有痛性外脛骨
・第五中足骨疲労骨折（Jones骨折）　・扁平足　・足底腱膜炎　
・骨端症