帯状疱疹ワクチン「シングリックス」1回目を接種しました
帯状疱疹ワクチンが50歳以下でも接種できるようになりました
帯状疱疹を90%以上予防できる効果の高い帯状疱疹ワクチン、シングリックスが最近になって50歳以下でも接種できるようになりました。
以前から私は患者さんに自分が50歳の誕生日を迎えたらすぐにシングリックスを接種すると宣言していましたが、それを待たずに1回目を接種することができました。
シングリック接種を決意した理由は
①日本人の成人の90%以上に水痘・帯状疱疹ウイルスが体内に潜伏しているので、現在症状がなくても自分にも帯状疱疹ウィルスが潜んでいると考えるのが妥当である
②コロナ禍以降、帯状疱疹に苦しむ患者さんを診察することが多くなった
③同年代の知人の医師が帯状疱疹を発症し、様々な症状を引き起こした事にショックを受けた
の3つです。
今回はインフルエンザワクチンと同じタイミングでシングリックスを接種しました。この2つのワクチンは同日に接種することができます。
シングリックス接種1回目
ファイト一発みたいな写真になってしまいました
シングリックスは筋肉注射なので接種時はあまり痛くないのですが、後から接種部位の痛みや、腫れ、発熱を起こすことがあります。今回はいまのところ副反応は強く出ていません。
また2か月後には2回目を接種しなくてはなりません。
ワクチン接種の意義
予防接種は保険適応外の自費で、かつ接種しなくてはいけない義務もないので、当院で患者さんに予防接種を強制することはありません。
私は「個人を守る」と「社会を守る」の2つの予防接種の役割のために、今回は自主的にシングリックスを接種しました。
また、シングリックの高い予防効果を現場で目の当たりにすると、このワクチンの存在意義を強くを感じます。
シングリック接種をご希望の方は当院にてご相談ください。
シングリックは完全予約制ですので、初診後すぐに接種することはできませんのでご注意ください。
また、電話やメール等で接種の予約することはできません。