リハビリブログ3 姿勢のおはなし
リハビリブログ第3回
今回は姿勢についてのお話をしていきます。
姿勢の影響は身体的、心理的な健康に及びます。
以下にその具体的な影響をまとめています。
身体的影響
- 筋肉の負担: 姿勢が悪いと一部の筋肉に負担が集中し、逆に使われない筋肉は弱くなります。これはコリや痛みの原因になります。
- 呼吸: 姿勢が悪いと息を吸うときに横隔膜や肋骨をうまく動かせず、十分な空気を体内に入れることができません。その結果、呼吸が浅くなり、血液の流れが悪くなると、疲れやすく動きにくい身体になってしまいます。
- 肺機能: 姿勢が悪いと肺機能も低下し、無気肺、肺炎、肺気腫を引き起こす可能性があります。
- 消化器系: 姿勢が悪いと腹圧の上昇を招き、便秘、腹部膨満、腸炎、胃潰瘍などの胃腸の機能障害や食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎を引き起こす可能性があります。
心理的影響:
- 姿勢の悪さは心理面にも影響を及ぼし、気分がすぐれなかったり、うつ状態に陥ったりすることもあります。
以上のように、姿勢は身体的、心理的な健康に大きな影響を与え、スポーツのパフォーマンスにも影響します。そのため、日常生活での姿勢の保持に注意を払うことが重要です。
悪い例としては前傾姿勢、猫背姿勢、反り腰姿勢、側弯姿勢などがあります。
リハビリでは姿勢の状態や姿勢から考えられる症状の評価をさせていただき、それに対するセルフケアの提案をさせていただきます。
セルフケアの一例
背中のケア
首のケア
不調を抱え、ご自身の姿勢が気になる方は一度医師を受診し、リハビリのご相談をお願いします。
猛暑が続いていますのでくれぐれも熱中症にはお気を付けてご来院ください。