6月30日に骨粗鬆症の講演をします
脳神経外科医がなぜ骨粗鬆症!?
6月30日に骨粗鬆症のwebセミナーにて基調講演をいたします。このオファーを受けた際に私自身も骨粗鬆症の専門家ではないのに本当に大丈夫なのかと心配しましたが、開業の脳神経外科医の立場としての骨粗鬆症の治療を是非とも講演して欲しいと依頼をうけましたので快諾させていただきました。
オファーを頂いたら断らずになるべく引き受けております
地域といっても今回の講演は関東一帯という広いエリアが対象です。また、川崎市南部の地域医療で大変お世話になっている大学後輩の川崎市立川崎病院整形外科西村空也先生に座長を務めていただきます。
脊椎圧迫骨折や大腿骨近位部骨折
当院は神奈川県から救急医療機関の指定を受けているために、転倒して脊椎圧迫骨折や大腿骨近位部骨折を受傷した患者さんが救急車で搬送され治療をしています。この中には骨粗鬆症の患者さんが大勢いらっしゃるために骨粗鬆症の治療を行うことが数多くあります。このような経験から新しい知見に基づいて骨粗鬆症の治療にあたっています。
イベニティを使用しています
骨の質や量は、骨吸収(骨を壊す)と骨形成(骨を作る)のバランスで決定しています。今回講演するイベニティ(ヒト化抗スクレロスチンモノクローナル抗体製剤)は骨形成作用と骨吸収抑制作用をあわせ持ちデュアル・エフェクトを発揮する、これまでにない作用される機序の治療薬で骨密度の改善が期待されます。当院ではこのイベニティを今までに積極的に使用しており、骨粗鬆症の治療に役立てています。イベニティは1か月に一回皮下に注射する薬剤で保険適応です。