赤ちゃんの頭の形の頭蓋骨矯正ヘルメット治療の実際2・仙台からの赤ちゃんの治療
当院ではたくさんの赤ちゃんの頭の形の矯正治療にあたっていますが、その中でも印象に残る治療成績を残した赤ちゃんのご両親にインタビューをしております。
今回は仙台から半年間通っていただいた患者さんにインタビューをすることができました。仙台は当院でヘルメット治療を受けられている患者さんの最北端です。
Case2 Kさん 男児 2か月半で来院
短頭(絶壁)と右扁平斜頭のために3か月よりヘルメット治療開始
(このデータの公表にはご両親の同意と許可を得ております)
緑が治療前、灰色が治療後
6か月間の治療を経て前後比率(短頭率)は114.1%→114.6%、前頭部左右対称率(扁平率)85.6%→99.6%、後頭部左右対称率(扁平率)は79.8%→89.3%に改善いたしました。Kさんはお風呂の時間以外の1日平均23時間ヘルメットを装着し、治療経過が良好だったために5か月で無事に卒業となりました。Kさんのお母さんのご実家が東京にあり、1か月に1回里帰りしておじいちゃんとおばあちゃんにKさんを合わせるのが楽しみだったとおっしゃっていました。
仙台ではまだヘルメット治療をしている赤ちゃんは少ないようですが、周囲の方々から「かわいい」と声をかけられたり、応援されることが多かったようです。
卒業時の記念撮影
ジャパン・メディカル・カンパニーのスタッフと
アイメットは医療機器
アイメット以外にも頭蓋矯正治療に使用するヘルメットはありますが、多くは外国産で 義肢装具士が取り扱う装具としての取り扱いです。
一方、アイメットは純国産で医師しか取り扱えない医療機器です。
私がアイメットの導入を決めたのはこの点が非常に大きく、医師として医療機器のアイメットで治療することにこだわっています。
またアイメットは生後2か月の赤ちゃんから治療が始められます。これはアイメットが軽量なため首がすわる前からでも装着できるからです。
どの頭蓋矯正ヘルメットを選ぼうか迷われている方も多いかと思われます。実際Kさんもどのヘルメットにするかを迷われていたようですが、最終的には当院でのアイメットによる選択していただきました。
院長室でのインタビュー