がん治療認定医を更新しました

10年前に取得したがん治療認定医の2回目の更新しました。がん治療認定医とはがん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識およびその実践を支える基本的技術に習熟し、医療倫理に基づいたがん治療を実践する優れた医師であることの証明といえます。（日本癌がん療認定医機構のホームページより）

院長室にて

本来、脳神経外科領域では他の臓器からの転移性脳腫瘍以外にがんと定義できる病変はないのですが、悪性脳腫瘍を悪性腫瘍としてのがんの一環としてとらえ、がん治療認定医を悪性脳腫瘍治療の認定医として認めています。また当院では脳神経外科領域以外の内科や消化器領域の患者さんも多く診察しているために、自分の専門領域ではないがんの知識も非常に重要です。これが私がこの資格を維持している理由です。

基本診療科としての日本脳神経外科学会専門医とともに、今回のがん治療認定医と脊椎脊髄外科専門医 、日本脊髄外科学会認定医 、日本神経内視鏡学会技術認定医、 日本脳卒中学会専門医、日本医師会認定産業医と6つのサブスペシャルティ領域の専門医・認定医を取得しております。すべての専門医・認定医において5年毎の更新があり、様々な要件を満たさなくてはなりません。幸いなことに今まで全ての専門医・認定医を更新することができておりますが、学会参加や試験合格が必要で結構大変です。
しかし、医療業界に携わっている全ての人間は職種にかかわらず日々勉強しなくてはならないと考えております。医師である私はクリニックを引っ張る立場としてこの考えを自ら実践しているつもりです。今後も専門医・認定医の維持、並びに必要であれば新しい資格取得を積極的にしていこうと思っています。