メニュー

睫毛貧毛症(まつ毛貧毛症)の治療薬、グラッシュビスタ

[2021.08.05]

睫毛貧毛症(まつ毛貧毛症)の治療薬、グラッシュビスタ

睫毛貧毛症(まつ毛貧毛症)の治療薬である「グラッシュビスタ」の処方を始めました。当院女性職員の要望があり、導入することを決めました。睫毛貧毛症(まつ毛貧毛症)とは、まつ毛の量や長さが不十分な症状をいいます。グラッシュビスタは、美容液でなく、厚生労働省承認が承認された治療薬です。

睫毛貧毛症(まつ毛貧毛症)は、「睫毛(まつ毛)が不足している又は不十分な状態である」ことを特徴とする疾患で、その原因としては、特発性(加齢など)、皮膚や全身性の基礎疾患/病態(円形脱毛症又は紅斑性狼瘡こうはんせいろうそうなど)及び薬物誘発性の脱毛症(がん化学療法など)が挙げられます。特に化学療法による脱毛は、患者の心理状態を不安にさせる副作用の一つであることが知られており、脱毛により感情のコントロールを損失したり、自身の感情が不安定になったり、社会的機能を減弱させるといった症状がみられることからも、外見上容姿を整え、精神的負担を軽減することは、患者自身の生活の質(QOL)の向上につながると考えられ開発された薬です。日本では2014年に発売されました。

 

 

グラッシュビスタの効果

グラッシュビスタは、緑内障および高眼圧治療薬であるビマトプロストを有効成分とするお薬です。ビマトプロストがまつ毛の成長を促進することは、緑内障および高眼圧治療薬としての開発中に、まつ毛の成長が有害事象として報告されたことから明らかとなりました。ビマトプロストの安全性はこれまでの研究や市販後調査で十分確立されています。睫毛貧毛症に対するビマトプロストの研究により、まつ毛の成長が促進することがわかり、医薬品として利用されるようになりました


この薬は毎日塗布すると、有効成分がまつ毛の毛包に作用し成長を促進し、まつ毛が長く、太く、濃くなることが期待できます。ただし、発毛可能な毛包が存在しない場合には本来の効果が得られないことがあります。効果としては上まつ毛の長さ4ヶ月後で平均1.66㎜と評価されています。(個人差はあります。)

 

グラッシュビスタは効果が高い分副作用の懸念もあるため、医師の処方がないと購入することができません。そのためクリニックなどの医療機関でのみ販売されています。

過去にグラッシュビスタに含まれる成分で過剰な反応を経験したことがある人には使用することができません。
また、水晶体の無い人、眼内レンズを挿入している人や眼疾患または眼手術後で治療中の人には慎重に使う必要があり。妊婦または妊娠している可能性がある方、授乳中の方、原則として使用を避けてください。
小児(15歳未満)に対する安全性は確立されていないので、なるべく使用を避けてください。
高齢の人には、使用された経験が少ないため慎重に使う必要があります。


当院では正規品を取り扱っており、保険適応外で1セット(70日分)で22.000円(診察料・消費税込み)となっております。完全予約制で処方しています。

グラッシュビスタの予約はこちら

 

 

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME