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川崎中央クリニックと私

[2020.04.13]

はじめまして。2020年4月1日より副院長に就任した市村真也です。

今回が初めてのブログなので、川崎中央クリニックと私の歴史について書きたいと思います。

私と川崎中央クリニックとの縁はかれこれ12年前に遡り、慶應義塾大学医学部脳神経外科学教室で脳神経外科のトレーニングを受けていた2008年から外来と当直に来ていたのが始まりです。

その頃はちょうど脳神経科専門医の受験の直前で、当直室で仕事の合間に試験勉強をしたのをよく覚えています。その甲斐があって専門医試験には1回で合格することができました。私は川崎中央クリニックのお陰で専門医試験に合格できたと言っても過言ではありません。

医師は当直室で長い時間を過ごしますが、密室であることから意外と集中できる環境でもあります。私は患者さんの診察の合間に、専門医の試験も、英文論文作成も、ドイツ留学前のドイツ語の勉強も当直室でしていました。(もちろん暇なときはテレビとか雑誌を見ていましたが)

またシャンプー等の当直セットやパソコン、論文の資料、教科書などを持参するために大荷物になってしまうため、ちょうど機内持ち込みサイズくらいのスーツケースをガラガラ引きながら病院に向かうのが定番でした。

一般的な当直室。ビジネスホテルのシングルルームのような部屋が多いです。
(写真はあくまでイメージ画像です)

 

ちなみに医局の先輩で最近はテレビにも出演しているファッションデザイナー兼脳神経外科医のDr.まあやは病院に洋裁道具を置かせてもらって当直室で自分のデザインした服を作るという強者です。

Dr.まあやの掲載記事

 

大学での研修を修了し専門医と博士号を取得した後に、川崎市幸区のお隣の横浜市鶴見区にある済生会横浜市東部病院に出向になりましたが、当クリニックでは引き続き外来をしておりました。東部病院ではそれまでのトレーニングをもとに術者としての腕を磨いていた時期でした。ここでは脳卒中や、頭部外傷、脳腫瘍、脳血管治療などのたくさんの手術を経験しました。また、現在も東部の部長としていらっしゃる2人の師匠たちから顕微鏡手術を学びました。川崎や鶴見は私にとっては脳神経外科医としての思い入れのある故郷のような場所です。

2014年に日本脳神経外科学会より日独交換留学生に選考されたのを機に東部病院を退職し、ドイツに臨床留学しました。松井院長にはそれまでの6年間もお世話になっておりましたので、出発と帰国の際にご挨拶させて頂きました。この頃には、まさか近い将来に川崎中央クリニックに戻ってくることになるとは夢にも思っておりませんでした。

ドイツでは始めにベルリンのシャリテ・ベルリン医科大学というヨーロッパ最大規模の大学病院で手術研究をし、その間にドイツ医師資格を取得してから、ハノーファーにあるInternational Neuroscience Institute (INI、国際神経科学研究所)という世界的にも頭蓋底手術で有名な施設に医師として所属し、手術チームの一員として働きました。ドイツ留学についてはまた別の機会にブログに載せたいと思います。

2015年にドイツから帰国後、医局人事で静岡市立清水病院という静岡の病院に出向となり、しばらく川崎中央クリニックからは離れることになりましたが、神奈川の慶應脳神経外科の同門会には毎回参加して、松井院長には半年に一回はお会いしておりました。そして縁あって脳神経外科科医としての故郷、川崎に帰る事を決断して、2020年4月から入職して副院長に就任することになりました。

脳神経外科専門医を取得以降、私は東部病院や清水病院のような基幹病院で地域の皆様に貢献してきました。これからはクリニックという患者さんにより密着した環境で、健康増進に貢献していきたいと思っています。今まで頭部外傷や脳卒中といった脳神経外科の一般的な疾患に対する手術はもとより、頭蓋底外科や脳幹部手術という脳の深部の脳腫瘍や脳出血の病変を手術するという、脳神経外科の中では最も難易度の高い技術を要する外科手術を研究し実践してきました。手術室を稼働すれば、このような知識と経験をもとに地域の皆様の健康にさらに貢献できると思います。

脳卒中や頭部外傷の患者さんを診察すると高血圧や糖尿病、高脂血症といった内科疾患を持つ患者さんが多いので、必然的に内科の知識が必要となります。また頭部外傷の患者さんは他の体の場所の外傷を負っていることも多いので、整形外科の知識も必要となります。なので、私は脳神経外科医ではありますが、一般内科も整形外科にも対応します

以前は当クリニックに病棟があり入院患者さんの治療ができましたが、現在は残念ながら休床となっております。また手術室がありながら、現在は手術をしていない状況です。今回、院長は私に「クリニックで手術をやってくれないか」と声をかけてくれました。これは外科医として最高にうれしい言葉です。まずは病棟をオープンさせることを当面の目標とし、その先には手術室の稼働を見据えています。

クリニック近影
院長お気に入りのアイビーが外壁を綺麗に見事に這っています。

 

当クリニックの周辺には私の以前勤めていた東部病院や、慶應義塾大学医学部脳神経外科の関連病院である川崎市立川崎病院があり、同門に先生方と連携を密に取っています。場合によっては患者さんをこれらの病院に搬送して私が手術することも今後はあるかと思います。

松井院長は物腰柔らかでとにかく優しい人柄で、患者さんに対してはもちろんですが、職員にも私にも優しく、私はいつも見習いたいと思っています。今回、当クリニックへ入職する際にも院長は私に「明るく楽しく」とアドバイスをくれました。院長は今まで地域の皆様の健康に30年以上真摯に向き合ってきましたので、私もこれからもその志を引き継いでいきたいです。

 

 

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