【スパイスドクター監修】蓄膿症(副鼻腔炎)と向き合う食事療法:エビデンスに基づくスパイスの医学的有用性
鼻が詰まって集中できない・・・
顔の奥が重痛い・・・
こうした蓄膿症(副鼻腔炎)の不快な症状に対し、日々の食事からアプローチできることをご存知でしょうか。
実は、私たちが普段口にするスパイスの中には、炎症を抑えたり、
今回は、
なぜスパイスが蓄膿症(副鼻腔炎)に良いのか?
副鼻腔炎の主な原因は、
- 抗炎症作用
粘膜の腫れを鎮める。
- 血流促進
鼻粘膜の代謝を上げ、繊毛運動(膿を出す力)を助ける。
- 抗菌・抗ウイルス作用
原因の菌やウィルスの増殖を抑える。
積極的に取り入れたい4つの成分
ターメリック(クルクミン)
カレーの黄色い色素であるクルクミンには、
医学的知見
クルクミンは炎症を引き起こす物質(サイトカイン)
参考文献:Aggarwal, B. B., et al. (2009). "Curcumin: The Indian Solid Gold."
ジンジャー(ショウガオール)
生姜は天然の消炎剤とも呼ばれます。
参考文献:Mashhadi, N. S., et al. (2013). "Anti-Oxidative and Anti-Inflammatory Effects of Ginger in Health and Physical Activity."
カイエンペッパー(カプサイシン)
唐辛子の辛み成分カプサイシンには、
参考文献:Basith, S., et al. (2016). "The Therapeutic Potential of Capsaicin-Targeted Mechanisms."
ガーリック(アリシン)
強力な天然の抗菌成分を含んでおり、
効果的な摂取のポイント:吸収率を上げるコツ
スパイスはただ摂れば良いわけではありません。
- 黒コショウと一緒に
黒コショウに含まれるピペリンは、クルクミンの吸収率を2000%(20倍) 高めるというデータがあります。
- 油と一緒に摂る
多くの有効成分は脂溶性(油に溶けやすい)ため、炒め物やカレーなど、 少量の良質な油と一緒に摂取するのがベストです。
スパイスドクターからの重要なアドバイス
スパイスはあくまでセルフケアの補助です。
- 黄色や緑色のドロっとした鼻水が続く
- 目の周りや頬に強い痛みがある
- 38度以上の発熱がある
これらは細菌感染が強まっているサインであり、
終わりに
蓄膿症の改善には、鼻洗浄や処方薬と並行して、日々の食で内側から炎症をコントロールすることが非常に有効です。
執筆者情報
日本とドイツの医師免許を持つ脳神経外科医
市村 真也(いちむら しんや)
- 医療法人慶真会 川崎中央クリニック院長/横浜フロント脳神経外科・泌尿器科理事長
- 開成高校卒・慶應義塾大学医学部卒
- 脳神経外科専門医・医学博士
- 月9ドラマ「ヤンドク!」脳外科医療指導
- テレビ出演多数
【保有資格・所属学会】
- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本脳卒中学会専門医
- 脊椎脊髄外科専門医
- 日本脊髄外科学会認定医
- 日本がん治療認定医
- 日本神経内視鏡学会技術認定医
- 日本医師会認定産業医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- ドイツ医師資格
- ドイツ脳神経外科学会正会員
- ヨーロッパ脳神経外科学会正会員

